狭くても快適な子供部屋は作れる！高機能家具を使う楽しい実例アイデア

一級建築士事務所 OfficeYuu代表　Yuu

2019/02/27

子供部屋作りで悩みの種になりがちなのが家具の配置です。部屋が変形で上手に家具が置けない、ベッドひとつでもういっぱいと言った悩みも聞きます。
そんな時はオーダー家具を使えば、狭くても快適な子供部屋が作れます。今回は、5畳でも使い勝手は抜群！楽しい子供部屋の実例や、1部屋を2人で使うアイデアもご紹介します。

面積を取るベッドは頭の上に！
床面積がまるごと使える収納たっぷりの子供部屋

子供部屋で悩むのがベッドの配置です。ベッドの大きさは約1ｍ×2ｍ、家具の中でもかなり大きな床面積を占めますので、部屋が狭いと配置に苦労する人も多いことでしょう。
でも実は、床の上はいっぱいでも、よく見ると上に空間がたくさんあいています。そこで大きな面積を取るベッドを頭の上に浮かべてしまえば、床面積をまるごと使えるようになり、部屋にゆとりが生まれます。

こちらの写真はドイツ生まれのシステムオーダー家具「ip20」を使って、機能的な子供部屋づくりを行った事例です。ロフトベッドの下に勉強デスクや本棚、クローゼットに加えて、ロフトに上るための階段下も収納スペースになっています。これなら収納量もたっぷり、整理整頓がしやすいので気持ちよく勉強ができそうです。

多機能ベッドでお友達も呼べる！
5畳でも快適で楽しい子供部屋に

ひとつの家具に様々な機能を併せ持たせることで、便利なのはもちろん、快適で楽しい子供部屋にすることができます。

こちらは5畳の子供部屋にオーダー家具でベッドと勉強デスクを配置した実例です。このベッドはソファーとしても使うことができ、また下は収納スペースになっています。つまりベッド・ソファー・チェストの3WAYな高機能家具＋デスクを組み合わせることで、狭くても使い勝手が良い子供部屋になっています。

狭い子供部屋の場合、子供たちの年齢が上がってくると、部屋がベッドでいっぱいでお友達が呼べないという悩みを抱えていることも。こんな部屋ならお友達を招いて楽しい時間が過ごせそうですね。

大型の壁面収納にハシゴを付けて！
自分で楽しく片付けがしたくなる子供部屋に

片付けの習慣は収納の形に大きな影響を受けています。大事なことは子供たち自身が見えやすく出し入れしやすい収納であること、そして片付けが楽しくなる工夫をしておくことです。もちろんスペースにゆとりがあることも大切なポイントとなります。

こちらの子供部屋に設置された壁いっぱいの大型壁面収納は、高い場所でも子供たちが自分で片付けがしやすいよう、カラフルなハシゴ付きです。これなら楽しく片付けの習慣がつきそうですね。

家具が動く！1つの部屋を2人で使う、分ける、
将来は新しい使い方ができる子供部屋に

1つの子供部屋を2人で使う時にも、オーダー家具は大活躍してくれます。こちらは、自分で動かすことができるセフィット可動間仕切り家具です。普段はストッパーでしっかり留まっていて、動かしたい時だけハンドルをゆるめれば自分で簡単に動かすことができます。

子供の成長は早いものです。最初は親と一緒の部屋で過ごしていたものが、あっという間に個室が必要になり、そして独立して空き部屋になる日がやってきます。

可動間仕切り家具なら、子供が小さなうちは2人で一緒の部屋に、成長したらそれぞれの個室を作り、独立したらまた新しい使い方で再活用するといったような間取りの変更を、自分でできるようになります。

オーダー家具の取り付けは約1日で完成！
狭い部屋ほど威力を発揮します

オーダー家具は部屋のサイズを採寸して製作、取り付けを行いますので、工事期間は1日程度で完了します。

また壁から壁、床から天井まですき間なく取り付けることができるので空間の活用度が高く、梁や柱が大きく出ている部屋や、変形の部屋、面積が狭い部屋などでその実力を発揮してくれます。すき間がない分、掃除がラクなのもうれしいところです。

オーダー家具は住まいの形と暮らし方に合わせて製作するものですから、他にもたくさんアイデアがあります。上手に使って、快適で便利で、そして楽しい子供部屋を作ってくださいね。

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