じめじめした梅雨の季節も、暮らしの小さな工夫で、快適な毎日が送れます。今回は、湿気の多い季節をさわやかに過ごす、手軽な湿気対策と除湿機の上手な使い方をご紹介します。
快適湿度は40%~60%、
室内の湿度を上げない暮らしの工夫
室内の快適湿度はおよそ40%~60%が目安です。しかし2019年の梅雨時の東京の平均湿度は80%を超えるほど高く、加えて家の中には更に湿度を上げてしまうものが数多く存在します。
家の中の湿度が上がり過ぎると結露が発生し、カビやダニが発生しやすくなります。また湿気があると家の臭いが強く感じられるようになるのも気になるところです。
まずはこれ以上家の中の湿度を上げないよう、基本の湿気対策をしましょう。湿気を出すものに注意をするだけでも、湿度の上がり過ぎを防ぐことができます。
- ●便器と浴槽のフタは閉めておく
- ●湯沸かしや調理時は必ず換気扇を回す
- ●洗濯物の部屋干しをしない
- ●観葉植物は風通しの良い場所へ移動
- ●24時間換気システムを稼働させておく
- ●窓を開けて定期的に換気を行う
- ●風が流れやすいよう家具の配置を見直す
クローゼットの湿気対策、
衣類を虫やカビから守るために
梅雨時はクローゼット内の湿気対策も忘れずにしておきましょう。知らない間に衣類に白い粉が付いていたら要注意です。その白い粉のようなものはカビの一種で、湿気を好んで繁殖します。またクローゼット内の湿度が上がると、虫もわきやすくなります。
クローゼット内の湿気対策として習慣付けたいのは、1回着た衣類はそのまま収納しないということ。しっかり乾燥させてからしまうようにしましょう。スーツやジャケットなどは、浴室換気乾燥機に軽くかけてから収納すると良いでしょう。
クローゼットの扉は毎日開けて、湿気がこもらないよう風を通すことも大事なポイントです。特に湿気が気になる場合は、クローゼットの内部に、市販の除湿剤を置くのも良いでしょう。
特に注意をしたいのが、ギュウギュウ詰めのクローゼットです。衣類の間にスキマが無いと風通しが悪くなり、湿気がこもりやすくなります。また防虫剤が隅々まで行きわたらなくなるため、虫がわきやすくなります。この機会に衣類の見直しをしてスキマを作るようにしましょう。
除湿器を上手に使えば、
梅雨時の部屋干しも快適に
イマドキはポンと置くだけで除湿と洗濯物の部屋干しを快適にしてくれる家電製品があります。梅雨の時期は、室内での部屋干しはできるだけ避けたいところですが、そうは言っても、浴室だけでは乾かしきれないこともあります。そんなときに役立つのが、置き型の衣類乾燥除湿機です。
衣類乾燥除湿機は大きく分けて3種類、エアコンと同様に湿った空気を冷やして除湿をする「コンプレッサー方式」、乾燥剤とヒーターを使って除湿をする「デシカント方式」、両方のいいとこどりをした夏はコンプレッサー方式で室温の上昇を抑え、冬はデシカント方式で除湿を行う「ハイブリット方式」があります。
こちらの写真は、ハイブリッド方式の中でもコンパクトなタイプで、乾燥スピードが速いのが特徴です。衣類乾燥はもちろんのこと、広いリビングもしっかり除湿してくれます。少人数で毎日こまめに洗濯をする人、部屋干しスペースの確保がしにくい家庭にお勧めです。
調湿機能を持つ壁材で
カラっと気持ちの良い部屋に
特に湿気が気になる洗濯機回りや洗面所、北向きの子供部屋は、部屋の湿度をコントロールする機能を持つ「壁材」を使うと、サラッとさわやかな空間になります。
こちらの壁材はタイルの様な形状をしていて、調湿や消臭機能を持っているので、壁面に貼ることで、四季を通じて室内を快適に維持してくれます。部屋の壁だけでなく、湿気と臭いが気になる収納内部に貼るのもおススメです。
また雨の日を楽しくする工夫をすることで、暮らしが一層楽しくなります。下記に、雨の日が待ち遠しくなるような素敵な傘立てをセレクトしました。よろしければご覧くださいませ。
じめじめとしたうっとうしい梅雨の季節も、小さな工夫でさわやかに楽しくお過ごしくださいね。⇒濡れた傘が絵になる!玄関を美しく彩るおしゃれな傘立て7選
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