家に居る時間が長くなると、どうしても家の中が汚れがちに。そんな時にラクして家の中をキレイにしてくれるのがお掃除ロボットです。イマドキはおもちゃが床に散らかっていても掃除ができるように!今回は、お掃除ロボットの進化と、上手に使いこなすための住まいの工夫をご紹介します。
家事の負担が増大傾向に、
お助け家電を活用してラクに
家に居る時間が長くなり、家事の負担が増えたという声を聞くようになりました。そんな時は、家事のお助け家電をどんどん活用しましょう。
昭和の時代、暮らしを格段に快適にしてくれる三種の神器は、テレビ、洗濯機、冷蔵庫でした。現代の「新・三種の神器」は、食器洗い乾燥機、ロボット掃除機、ドラム式洗濯機と言われています。どれも便利な物ばかりですが、取り入れるのにちょっとハードルを感じることもあります。
例えば今から20年ほど前、食器洗い機を使わない理由として多かったのが、「怠けていると思われるから」というものでした。ちなみに昭和の時代でも全自動洗濯機に対して同じようなことが言われていて、今はロボット掃除機に似たような傾向が見られます。
時代はどんどん進化するものですから、便利な家電があるなら使わないともったいない!上手に使いこなせば、しなくても済む家事が増え、ストレスから解放され、自分の時間が作れるなど、毎日をもっとラクに楽しく過ごせます。
お掃除ロボットの進化、
床の片付け無しで掃除をしてくれる機種も
お掃除ロボットを導入するにあたり、不安もあります。例えば、部屋のスミに汚れが残りそう、床の上に物があると掃除ができないのでは、床に敷いてあるマットに絡まりそうと感じる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に面倒に感じるのが床の片付けです。アンケート(※)によると、約8割の人が床掃除の際に床の上の物を片付けるのが面倒と感じていて、実際にお掃除ロボットを使っている人の約7割が、お掃除ロボットを使う前の片付けにストレスを感じていると回答しています。
お掃除ロボットが登場したのはおよそ20年前、当初は確かにそんな悩みもありましたが、そこから機能は格段に進化しています。
例えばこちらの写真の機種は、床に物があっても、高性能の障害物検知センサーでよけながら、キワまでキレイに掃除をしてくれます。とりあえず畳んだ洗濯物やおもちゃ、バッグなどが散らかったままでも良いと言うのは、忙しい時にはとてもありがたいですね。
お掃除ロボットと言うとアメリカのアイロボット社のルンバが有名ですが、2015年にはイギリスのダイソンも発売、国産でも日本の家や生活に合わせた製品が開発され、フォルムも円形だけでなく三角形に近いタイプも登場、より部屋のスミの掃除がしやすくなっています。
性能は機種によって様々で、吸引力の違いだけでなく、どこを掃除したいか自由にマッピングしたり、センサーで間取りを認識して掃除のし残しを防いだり、中にはゴミがたまりやすいところを覚えていて、そこだけサッと掃除ができるモードを搭載している機種もあります。
お掃除ロボットは機種が豊富ですので、家の掃除は全てお掃除ロボットにお任せしたいという人は上位機種を選ぶなど、生活スタイルに合わせて機種選びをすることが重要です。
(※“床の片付け”に関する調査/パナソニック調べ)
充電用のコンセントは、
お掃除ロボットをよく使う部屋に
お掃除ロボットは充電式のバッテリーを積んでいます。上位機種の多くは、掃除の終わりや電池残量が少なくなると、自分で充電台に戻ります。
充電台の設置場所もお掃除ロボットを上手に使いこなす大事なポイントです。充電台は、本体をよく使う部屋の中の、障害物が少ない開けた場所に設置します。またスマホで操作をする機種は、Wi-Fi環境も確認しましょう。
充電台のそばにはコンセントが必要です。コンセントが無い場合は増設を検討すると良いでしょう。
お掃除ロボットのサイズをチェック!
家具は足もとが空いたデザインを選んで
お掃除ロボットの大きさは各社で異なりますが、およそ直径35㎝、高さは10㎝以下が多くなっています。つまり本体が入れないソファーや家具の下、スキマの掃除はできません。
これから家具を購入予定の方は、お掃除ロボットが掃除をしやすいよう、足元の空きのサイズを確認し、レイアウトの際にはスキマを作らない、もしくは大きく空けるなどの工夫をしておくと、掃除がしやすくなります。
床にラグを敷きたい場合は、機種により乗り越えられる高さが異なりますので確認しましょう。上の写真の機種は、段差が最大2.5cmまで乗り越え走行をしますので、ラグの縁で立ち止まったり、薄いマットをめくりあげたりする心配はありません。
掃除ロボットはメーカーや機種により得意分野が異なります。生活スタイルはもちろん、インテリアにも合わせて必要な機種を選びましょう。
足もとをスッキリさせれば更に快適、
収納の充実がキレイをキープするコツ
今や床が散らかったままでもお掃除ロボットが家の中をキレイにしてくれる時代になりました。でも足元がいつもスッキリしていれば、更に快適な我が家になりますね。
例えばテレビの周囲に空間があったら、壁面収納を取り付ければ収納力は格段にアップ。家の中の片付けがしやすくなり、スキマ無く取り付けができるのでお掃除ロボットも掃除がしやすくなります。
今やお掃除ロボットは、手動で掃除をするよりずっとキレイに仕上がったり、拭き掃除をしてくれる機種があったり、毎日忙しく過ごしている人には欠かせない家電となっています。上手に使いこなして、毎日をラクにお過ごしくださいね。
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