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部屋を広く見せる!7つのインテリアのテクニック

一級建築士事務所 OfficeYuu代表 Yuu

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玄関をもっとひろびろとさせたい、リビングに広がりを感じさせたいといった悩みは少なくありません。最近では、おうち時間が増えたことで、部屋が狭く感じられるようになったという声も。そこで今回は、インテリアの工夫で部屋を広く見せる7つのテクニックをご紹介します。

視線を通す、
ロースタイルを中心に大物は部屋の奥に

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ボリュームのあるソファーも部屋の奥にレイアウトすれば、空間の中心部の視界が開けるので部屋が広く感じられます。こちらはイタリアのデザイナー、ピエロ・リッソーニのシステムソファ。ファブリックやレザーの張地で表情が変わり、また様々なパーツを組み合わせることができます(MILOEミローシステムソファ / カッシーナ・イクスシー

部屋を広く見せる1つめのポイントは、視線を通すことです。
圧迫感や存在感がある家具が目に入りやすい位置にあると、そこで視線が遮られ、部屋が狭く感じられてしまいます。

コツは部屋の中心部はできるだけ開けておくこと、また入り口から窓までの間に視線を遮るものを置かないようにすることです。

家具はロースタイルを選び、大物家具はできるだけ部屋の奥にレイアウトを。特に面積が大きいダイニングテーブルは低めを意識し、ボリュームがあるソファーは奥の壁面に寄せて置くことで、空間の中心部の視界が開け、部屋が広く感じられるようになります。

床面を見せる、
収納や家具は床から浮かせる

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曲線的な椅子にスリムな足の組み合わせが美しい北欧家具WENDELBO(ヴェネルボ)社のブランド「WON」のアームチェア。軽やかな足元が部屋を広く感じさせてくれます(アームチェア「オーリー」 / IDC OTSUKA

部屋を広く見せる2つめのポイントは、できるだけ床面を見せることです。
玄関収納を床から浮かせたり、和室の収納を吊り押し入れにしたり、床をライトアップして強調するのも、床面を見せることで空間を広く感じさせる効果があるからです。

家具はできるだけ脚付きを選ぶ、テーブルの天板はガラスなど透明感のある素材を選ぶ、壁面収納は床から浮かせて取り付けるなど、床面を見せる工夫をすると、部屋が広く感じられるようになります。

視線の抜けをつくる、
透明感がある扉材や余白あるデザインに

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プラウドタワー亀戸クロスのモデルルームの寝室の様子です。高級感のあるガラス扉が部屋を広く感じさせ、またインテリアを美しく引き立てています(JR総武線駅から徒歩2分 話題のモデルルームを体験!#プラウドタワー亀戸クロス

部屋を広く見せる3つめのポイントは、視線の抜けをつくることです。
壁面収納は、バラバラに家具を置くよりも部屋をすっきりと見せてくれる効果があります。その際は、扉の色はできるだけ明るく、反射率が高いツヤのある素材を選ぶと圧迫感が軽減します。

そこにもうひと工夫!視線の抜けを意識したデザインにすると、部屋が広く感じられるようになります。例えば、ガラスやアクリルパネルなど透明感がある扉材を使ったり、一部をオープンの棚にして余白をつくったり。

ぎっしり詰まった本棚も、1マスだけ本を抜き取って飾り棚にするだけでも、空間の印象が変わります。

視線を遠くへもっていく、
フォーカルポイントをつくる

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グリーンのソファーと観葉植物に思わず目がひきつけられます。他の部分の色は抑えめにするのがフォーカルポイントを上手につくるコツです。

部屋を広く見せる4つめのポイントは、視線を遠くへもっていくようにすることです。
部屋に入った瞬間、手前にある物に目がいってしまうと、部屋が狭く感じられてしまうもの。そこで、強制的に部屋の奥に視線を持って行くようにコントロールすることで、空間に奥行きが生まれます。

例えば、部屋の一番奥、目に入りやすい位置にアクセントになるような大きな花や観葉植物、オブジェを置いたり、壁には絵画、窓には華やかなカーテン装飾をしたり。このように視線を集める場をフォーカルポイントと呼び、焦点まで距離が遠いほど部屋が広く感じられます。

フォーカルポイントは際立たせることが大切ですから、視線が分散しないよう他の部分は統一感を持たせ、色も抑えめにするとよいでしょう。

広がりを感じさせる、
鏡に照明や床面をうつりこませる

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野村不動産インテリアサロンの壁面には様々なデザインのオーダーミラーが展示されています。色やカットのデザインで空間の印象は変わります(モデルルームのような家にしたい!夢が叶う完全予約制の「インテリアサロン」を体験!#インテリアサロン

部屋を広く見せる5つめのポイントは、鏡のうつりこみを利用することです。玄関ホールに鏡は定番ですが、廊下やリビングなどにも取り付けると、空間の広がりを感じられるようになります。

鏡を取り付ける際は、うつりこみをしっかり確認することが大切です。コツは床面や照明器具、外の景色などを上手にうつりこませることです。

鏡はサイズや色、カットのデザインによってイメージが変わり、また重量がありますので、取り付けの際は専門家に相談することをおすすめします。こちらの写真は野村不動産グループカスタマークラブのお客様サービスの中にあるインテリアサロンです。オーダーミラーも取り扱っています。

屋外への連続性を演出する、
ベランダやバルコニーを活用する

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ベランダやバルコニーを上手に活用すれば、部屋を広く感じさせながら、新たな生活空間として生かせるようになります。こちらは本物の焼き物のタイルの味わいがある陶磁器タイルで、水はけがよいように裏面に樹脂製の脚が付いています(バーセア / TOTO

部屋を広く見せる6つめのポイントは、ベランダやバルコニー、専用庭などがある場合は、室内から屋外への連続性を演出することです。
コツは窓の外の存在感を高めること、そして室内からの繋がりを強めることです。床にはウッドデッキや専用タイルを敷き、アウトドア用の家具などを置くのもよいでしょう。室内だけで完結していた空間が、屋外へ広がって感じられるようになります。

ベランダやバルコニー、専用庭などを活用する際は規約の確認を忘れずにしましょう。マンションごとに使用できる材料や工事方法が異なります。また大規模修繕時には撤去して室内へ移動させる必要があります。設置の際は、強風対策なども含め、専門家に相談することをおすすめします。

アクセントクロスで奥行きを感じさせる、
タイルなど異素材でプチリフォームも

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奥の壁にタイル建材エコカラットを張るアイデアも。プチリフォームで部屋のイメージは変わり、脱臭や調湿の機能があるので室内環境を快適に整えてくれます(エコカラットプラス / LIXIL

部屋を広く見せる7つめのポイントは、壁紙選びの工夫にあります。
築10年ほど経っていたら、そろそろインテリアのリフレッシュをしてみるのはいかがでしょうか。例えば、部屋の奥の壁面に、華やかな色柄の壁紙を張れば、空間に立体感と奥行きが生まれます。

これはアクセントクロスを使ったフォーカルポイントのテクニック。他にも、タイルなどの異素材を張るアイデアもあります。部屋の全ての壁紙を張り替えなくても、その面だけのプチリフォームで空間のイメージが変わります。

家具のレイアウトや選び方、インテリアの工夫で、広がりある空間づくりを目指してみてくださいね。

野村不動産グループカスタマークラブのお客様向けサービスの中にあるインテリアサロンについてはこちらに詳細がありますのでご覧になってみてください。 https://www.nomura-interior.jp/interior-salon/index.html

※コラムの内容や掲載商品は執筆時の情報であり、予告なく変更される場合がございます。最新情報をご確認ください。実施する際は、お客様ご自身の責任において行っていただきますようお願い申し上げます。

Yuu

一級建築士事務所 OfficeYuu代表 Yuu

一級建築士、 インテリアコーディネーターとして数多くの現場経験や相談実績をもち、住宅リフォームコンサルタントとして快適な住まいづくりのノウハウを発信している。