ニューノーマルな毎日は、生活スタイルや住まいのカタチに変化をもたらしました。これからの時代を幸せに暮らすためには、これまで以上に便利で快適であることはもちろん、新しい視点も必要です。
今回は、これからを幸せに暮らすためのリフォームプランの考え方、これまで以上に快適な暮らしを実現したマンションリフォームの事例、新しい日常のためのお得な制度もご紹介します。
ステイホームで気付いたこと。
我が家で幸せな時間を過ごすために
ステイホームで住まいに対する新たな気付きが生れています。
在宅時間が長くなったことで、家事の手間が増え、収納が足りないなどの悩みを抱えている人は少なくありません。またテレワークの環境が整えにくい、家族で一緒に過ごす時間が増えたのは嬉しいけれどたまにはひとりでゆっくりしたい、家にいてもすることが無い、退屈に感じるなどの声もあります。
そんな時、家事がラクにこなせて、仕事に集中ができて、好きな趣味を思い切り楽しめて、家族一緒でもひとりでも快適で。何より家にいるのが一番楽しいと感じられる住まいだったら、どんなに幸せなことでしょう。
これまで以上に便利に快適であることはもちろん、仕事や趣味、レジャー、くつろぎなど、どんなシーンにおいても充実した時間が過ごせる住まいが必要な時代になっているのです。
ニューノーマルを幸せに暮らす。
マンションリフォームの事例
これからの時代を快適に暮らすために、参考になるマンションリフォームの事例をご紹介しましょう。
アイデア満載!間取りビフォー・アフター
こちらは神奈川県にある築23年のマンション、リフォーム前後の間取りの様子です。
リフォーム前のキッチンは壁で囲まれているため、閉鎖的で暗く、エアコンが効きにくい状態にありました。また全体的に収納が不足気味で、リビングの隣りにある大きな和室は使いこなすのが難しいなど、当初は暮らしやすかった間取りも、今となってはあちこちに不便が生まれていました。
リフォーム後は、和室を洋室にしてLDKを一体化。キッチンを明るく風通しのいい場所へ移動させ、ひろびろとした開放的な空間に生まれ変わっています。
その際、キッチンの向きを90度回転させることで、大容量の収納スペースを確保。この収納は中を通り抜けできるウォークスルーになっているので、キッチンとリビングの両方から使えます。これなら家の中の片付けもラクにできますし、中に風を通せるのもいいですね。
注目は、キッチン周辺を行き止まりなく、ぐるりと回って歩ける「回遊動線」になっているところです。回遊動線は、どこに行くにも最短距離で移動ができるのでムダな動きが減り、家事効率が上がります。また複数で家事をする際も、お互いがじゃまになりにくいなど、暮らしやすい家になります。
他にもキッチンの背面に壁面収納を設置、一部をワークスペースにしたり、リビングの一角に開閉可能な和コーナーを設けたりなど、在宅時間が長い暮らしを快適にしてくれるアイデアが満載のリフォーム事例です。
どこよりも快適で開放的なキッチン
リフォーム後のキッチンをダイニングから見た様子です。シンクの前に吊戸棚が無いので頭の上はスッキリ!明るく風通しよくなったのはもちろん、エアコンが効きやすいので、キッチンで過ごす時間がぐんと快適になりました。
家にいる時間が長くなれば、炊事の手間が増え、キッチンで過ごす時間も長くなります。毎日を快適に暮らすためには、キッチンの環境を整えることが大切です。機能面だけでなく、他の部屋以上に気持ちよく過ごせるキッチンを目指しましょう。
家事と仕事を両立するワークスペース
キッチン近くに作ったワークスペースです。集中力が高まるよう、サイドに目隠しをさりげなく。またどうしても散らかってしまうワークスペースも、収納をしっかり確保したので、いつも美しく整えておくことができます。
快適なワークスペースの作り方は、仕事のしかたによって異なります。家事をしながら仕事をこなしたい場合は家事空間のそばに、生活と切り離して仕事だけに集中したい場合は寝室の一角などに独立した空間を設けると、使いやすいワークスペースになります。
キッチンとリビングの両方から使える大型収納
キッチンとリビングの両方からアクセスができるウォークスルータイプの大型収納です。キッチンからは食品や備蓄品、家電などをしまうパントリーとして、リビングからは掃除用具やアイロン、雑貨や日用品をしまうリビング納戸として使えるので、家の中がスッキリ片付きます。
内部のつくりにもひと工夫。左側は奥行きが深く、布団や大物をまとめて収納でき、右は奥行きが浅く、日用品や小物、食品類の収納がしやすいようになっています。「奥行きを制する物は収納を制する!」しまう物に合わせて奥行きの計画を立てると、本当に使いやすい収納になります。
仕事や趣味にも使えるフレキシブル空間
こちらのお住まいでは、ご主人のお母様が泊まりにいらっしゃることもあり、和室を残したいというご要望がありました。
そこでリビングの一角に和コーナーを設置。フルオープンタイプの引き戸を取り付けて、普段は戸を開けてひろびろと暮らし、閉めれば独立した部屋として使えるようになっています。
ニューノーマルな暮らしを快適にするキーワードはフレキシブル!宿泊以外にも、テレワークスペースとして、ひとりでリラックスする個の空間として、趣味の部屋や子供や赤ちゃんのためのスペースとしてなど、様々なシーンで便利に使える空間です。
新たな日常のためのお得な制度
「グリーン住宅ポイント」を上手に使って。
リフォームには様々な補助制度があり、上手に使えばお得にリフォームができます。
例えば、「グリーン住宅ポイント」は、一定の要件を満たす新築やリフォームを行なうと、「新たな日常」や「防災」に対応した追加工事や商品と交換できるポイントがもらえる制度です。リフォームの場合は最大30万円相当(※)のポイントが発行されます。(※要件を満たす場合は最大60万円相当)
対象となるリフォーム工事は、内窓の取り付けなどの断熱工事、節水便器や断熱浴槽などの省エネ設備の取り付けを基本として、手すり取り付けなどのバリアフリー改修も併せて行うことでポイントの加算がされます。
システムバスの入れ替えリフォームの一例では、
- ● 高断熱浴槽24,000ポイント
- ● 節湯水栓4,000ポイント
- ● 手すりの設置5,000ポイント
- ● 段差解消6,000ポイント
- ● 浴室ドア幅の拡張28,000ポイント
計67,000ポイントとなるケースも。(現場状況によって異なります)
ポイント交換対象となっている工事や商品は多岐にわたっていますが、「新たな日常」に対応した追加工事の例として、抗ウイルス手すりの設置、家事をラクにする食器洗い機やレンジフード、収納の取り付け、そしてワークスペースの設置などがありますので、これからの暮らしを快適化したい人にはぴったりの制度です。
ただし期限(2021年10月31日まで、状況により早まることも)や条件がありますので、グリーン住宅ポイント制度の公式のページをチェックしつつ、リフォーム会社とよく相談をしながら進めましょう。
家で過ごす時間が増えれば、その居心地が毎日の幸せに大きく影響します。今まで以上に便利で快適に暮らせるリフォーム計画で、毎日を快適にお過ごしくださいね。
野村不動産パートナーズのリフォーム事例をもっと見る>> リフォームのご相談はこちらから>>
※コラムの内容や掲載商品は執筆時の情報であり、予告なく変更される場合がございます。最新情報をご確認ください。実施する際は、お客様ご自身の責任において行っていただきますようお願い申し上げます。