「自分のことは自分でしたい」という子どもの前向きな気持ちに着目し、子ども一人でも実施しやすいシンプルな空間使いを、親子で一緒に考え工夫することで、楽しく整理収納。
お片付けを通して子どもたちの成長を手助けする“片育(かたいく)”という観点から、収納術をご紹介します。
Point1
身の回りのものを1か所にまとめれば
短時間で身支度できる
制服にランドセル、ティッシュとハンカチ、その日必要な体操服など、身だしなみと同じく気にしなくてはいけない持ちもの。学校関連のものは「学校セット」と決めた場所に集約することで子ども一人でも最小限の動きで身支度ができます。あらかじめものの場所が決まっていれば帰ってきてからの置き場所にも困らず、翌日の忘れものの心配も軽減します。
Point2
おもちゃはラベリングとゆる収納がカギ
おもちゃなどはゆる収納(フタのないボックス)にすれば、ものを放り込むだけのワンアクションで子どもにも簡単。このとき、ぬいぐるみは「ぬいぐるみ」のラベルが貼ってある引き出しにしまうなど、簡単なルールをつくり、お片付けに達成感が感じられるような工夫をしましょう。また、親がそれに気づき、褒めることで、子どもは楽しみながらお片付けを習慣にすることができます。
Point3
絵本などは定期的に見直して使用頻度で分ける
いつの間にか増えがちな絵本。実は気に入って読んでいるのは一部だけということがあります。それを定期的に見直し、よく読むものは取り出しやすい位置に、そうでないものはその下に収納場所を分けることで、散らかりにくい収納に。また定期的な見直しを親子ですることで、コミュニケーションを深めながら、自分の持ちものに対する仕分け方も育みます。
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