北欧家具でつくる住まいの事例と、取り入れやすい家具やアイテムをご紹介しましょう。今回は、北欧インテリアの老舗ブランドBoConcept-ボーコンセプトで人気のソファやダイニング家具、ラグなどをショールームで実際に体験した様子と、北欧家具を取り入れたモデルルーム事例をご紹介します。
家の中で過ごす時間を大切にする
北欧デンマークの暮らし
ボーコセンプトは、ひとクラス上の北欧インテリアを目指したい人に人気のデンマークの家具ブランドです。
今回は、ボーコンセプトの立川ショールームを訪問、社員の増田崇さんに北欧インテリアの作り方や家具の取り入れ方、人気の製品、最新のトレンドを伺いました。
北欧インテリアは機能性とデザイン性の高さで、日本だけでなく世界中で認められ人気があります。北欧はとても寒く、家の中で過ごす時間が長い国。その根底には、家の中でいかに幸せに過ごすかを考え続けてきた北欧ならではのスピリットが流れています。
デザイン大国のデンマーク
ボーコセンプトは都会的なミックスモダン
北欧はデザイン大国としても有名です。デンマークならアルネ・ヤコブンセン、ハンス J.ウェグナー、ポール・ヘニングセンなど著名なデザイナーを数多く輩出しています。彼らの名前はインテリア好きなら1度は聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。
北欧インテリアの特徴は、温もりを感じさせる素材感と洗練されたデザインにあります。ひと口に北欧インテリアといってもさまざまなテイストがあり、ボーコセンプトは都会的でエレガントなミックスモダンを得意としたブランドとのこと。
他の高級イタリアン家具などに比べると、比較的手ごろな価格なラインナップになっているのは、家具をそのまま輸入するのではなく、部品で運び現地で組み立てることでコストを削減しているのだそうです。
それでは日本の家で取り入れやすく、北欧インテリアを更にセンスアップしてくれるボーコセンプトの家具やアイテムをご紹介しましょう。
ボーコンセプトで世界一売れているソファ
日本の家にもフィットするサイズ展開
「北欧インテリアを作るなら、ソファから取り入れてみるといいでしょう」と増田さん。家の中で幸せに過ごすためには、心地よい時間が過ごせるソファが欠かせません。
こちらは、ボーコンセプトで世界一売れている大人気ソファ、I.D.Vソファを使ったリビングのレイアウトです。
海外ブランドのソファはデザイン性、機能性に優れていますが、日本の家にはサイズが大きすぎることも。こちらは奥行き91㎝と使いやすいサイズで、またパーツが豊富に揃ったシステムソファーなので、住まいや暮らし方に合わせてカスタマイズが可能です。
実際に座ってみると、寄りかかればゆったりと包み込むように、姿勢を正せばパソコンでの作業もしやすいなど、どんなシーンでも心地よく座っていることができました。
足もとにラグを敷くのも北欧流です。オーガニックシェイプと呼ばれる自然をイメージさせるデザインのラグは肌触りが柔らかく、リラックスシーンに癒しを感じさせてくれます。
全体のコーディネートはグレージュやアッシュグレーなど、今世界的なトレンドになっている癒しカラーで構成。皮革、金属、布、セラミックなど様々な素材を組み合わせるミックスマテリアルによって、トレンドカラーをより美しく引き立て、表情豊かな大人の空間になっています。
トレンドのセラミックを使ったダイニングテーブル
都会的でエレガントなデザイン
こちらはシンプルでありながらまるで彫刻のような美しいフォルムのFiorentinaエクステンションテーブルです。天板はセラミック製で傷や汚れに強く、天然由来のものということでこちらもトレンドになっているとのこと。
シーンに合わせてサイズを変えることができ、伸長部分の天板はマットなアッシュグレーのメラミン製と、こちらもミックスマテリアル。異素材の組み合わせをさりげなく楽しめるようになっています。
椅子は美しい曲線と座り心地のよさに定評があるAdelaideチェア。そしてその足元には、四隅を落としたエレガントなShanghaiラグ。空間全体にラグジュアリー感をもたらしてくれる組み合わせです。
美しいセラミックの天板を照らすのは、Pine coneペンダントランプです。デンマークは照明のデザインでも有名な国。こちらは森にある松笠からインスパイアされたデザインで、現代的でありながらどこかノスタルジックなぬくもりを感じさせてくれます。
フラッグシップデザインのリラックスチェア
ミックスマテリアルで表情豊かに
おうち時間が増えたことで、ひとりでのんびりとした時間を過ごせるスペースや家具の人気が高まっています。自分用のリラックスチェアは、家にいる時間を一層充実させてくれます。
こちらは、ボーコンセプトのフラッグシップデザインとも言われるSquilla チェアです。優雅な曲線はテニスボールから着想を得たもので、インテリアのアクセントとしても際立つ存在感があります。
こちらのチェアは高い技術によって制作されていて、世界で3人しか作れる人がいないのだそう。こんな椅子がリビングにあったら、毎日を豊かな気持ちで過ごせそうですね。
足もとに敷かれているのはカウスキンを手づくりでパッチワークしたDimasラグ。ずっと触れていたくなるような心地よい肌触りで、高級感も抜群です。
北欧家具を取り入れたモデル事例
都会的な暮らしと自然豊かな暮らしを両方叶える
こちらは北欧家具を使ったモデルルームのインテリア事例です。美しく洗練された街並みと豊かな緑を持つ街のイメージに合わせて、都会的でありながら自然の安らぎを感じさせるインテリアでまとめられています。
ダイニングテーブルはミニマルデザインのTorinoダイニングテーブル。天板のエッジはより薄く軽やかに、限られた面積のダイニングでも重苦しさを感じません。天板を照らすペンダントは直径18㎝のこぶりなBallペンダントランプを3つ並べてリズムよく。
椅子は、エレガントな曲線で身体を包むPrincetonダイニングチェアです。足は細くスタイリッシュに、コンパクトでありながら座り心地抜群で、まさに北欧家具ならではのデザイン性と機能性があります。
椅子の張地は幅木の白と合わせてコーディネート。内装のテクスチャーやカラーと合わせてコーディネートすることで、インテリアの完成度を更に高めることができます。
北欧インテリアの雰囲気を盛り上げるアイテム
北欧の暮らしでは小物を暮らしの中に上手に取り入れています。中でも欠かせないのがキャンドルです。美しいキャンドルホルダーで演出することで、より北欧らしさが感じられるようになります。
他にも、さりげなくお皿を飾ったり、壁に絵を掛けたり。中でも人気のアイテムは大きな壁掛けミラーとのこと。上手に小物を取り入れて雰囲気を盛り上げましょう。
幸福度ランキングでもいつも上位にいる北欧は、身近なものを大切にするという発想で豊かな暮らしを実現してきたといいます。そんな北欧のライフスタイルを上手に取り入れ、毎日をより楽しんで頂ければと思います。
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