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Vol.13「ホテルライクな寝室のつくり方」

インテリア&プロップスタイリスト 窪川勝哉

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サイドテーブル「リトルフレンド」149,000円/
フリッツ・ハンセン青山本店
ベンチ「YANG」398,000円/
Minotti Tri-Angle

ファッションのように寝室もドレスアップ

ホテルのベッドが心地よいのは、上質な寝具や丁寧なサービスなどいくつもの理由が挙げられますが、自宅の寝室との大きな違いは「非日常感」ではないでしょうか。時にリラックスの妨げとなってしまう生活感という“ノイズ”を取り払い、非日常感を演出することで、寝室の快適性は格段にアップします。

非日常感の演出。それはドレスアップです。いつものワンピースにアクセサリーをプラスする、ハットを合わせてみる。そんな風にアイテムを足すと、ファッションの格が上がり、同時に気分も上がります。

寝室も同じです。ドレスアップすることで空間としての格が上がり、心が豊かに満たされる効果があると考えます。しかもプラスするアイテムには、装飾性だけでなく機能性を兼ね備えたものを選べば、さらに快適な空間となるはずです。

では、ベッドとマットレス、布団類、枕、リネン類が整った、寝るには十分といえる一般的な寝室をドレスアップするには、どんなアイテムをプラスするべきなのでしょうか。

下記では、いくつかのアイテムを挙げ、その役割を説明しながら、ホテルのような寝室のつくり方をご紹介します。そして、実際にアイテムをプラスした空間をご覧いただき、ぜひ自宅の寝室ドレスアップ計画の参考にしてください。

プラスすることで
寝室がランクアップする
アイテムたち

ベンチ

格調の高さを演出するのはもちろん、着替える時にちょっと腰掛けたり、ブランケットや本を置いたりできるなど実用性も兼ね備えています。

スタンドライト

ベッド脇の照明は読書時などに役立つだけでなく、演出としても欠かせません。両サイドに配置すると、よりホテルライクにまとまります。

グリーン

ベッドサイドにグリーンを置いておくと視覚的にリラックスでき、さらに空気清浄効果があるので、新鮮な空気のなかで眠ることができます。

サイドテーブル

高さ調節が可能で、ベッドを挟むように置けるタイプなら、ベッドに居ながらしてコーヒーを飲んだり、本などを置いたりできるので便利。

デコラティブピロー

寂しくなりがちなヘッドボード周りに、色や柄を足す感覚で、枕をひとつプラスすると装飾性がアップ。本を読む時などにも活用できます。

フットスロー

面積が広く、寂しくなりがちなベッドの上はフットスローでドレスアップを。気分によってスローを変えて、スタイリングを楽しみましょう。

ベッドスプレッド

マットレスやピロートップ、掛け布団などをすべてベッドスプレッドで覆うと、すっきりと整って見えるうえ、上質な雰囲気にまとまります。

アート

寝室の中で最も広い面積を占める壁に、アートを足すと華やかな雰囲気に。ヘッドボード側だけアクセントクロスを施すのもおすすめです。

心が満たされる ドレスアップした寝室

寝室という空間のなかで特に広い面積を占める壁とベッド上。寂しくなりがちな胸元にネックレスやスカーフを足すように、アートやベッドスプレッドをプラスします。さらにサイドテーブルやベンチで、機能面での快適性もアップ。長い時間を過ごす場所だからこそ、心からくつろげる寝室にしませんか。

サイドテーブル「リトルフレンド」149,000円/
フリッツ・ハンセン青山本店
ベンチ「YANG」398,000円/
Minotti Tri-Angle

インテリア&プロップスタイリスト 窪川勝哉

インテリア&プロップスタイリスト 
窪川勝哉

インテリアのみならず、クラフトから家電までプロダクト全般に造詣が深く、雑誌やテレビなど各種メディアで活躍中。
ウインドウディスプレイやマンションモデルルームのスタイリングなども担当。 2011年に渡英、2013年より再び拠点を東京に移して活動しています。