一級建築士事務所 OfficeYuu代表 Yuu(尾間紫)
#一級建築士 #シニアレジデンス見学
#オウカス幕張ベイパーク #サ高住
一級建築士、インテリアコーディネーターとして数多くの現場経験や相談実績をもつ。個人宅をはじめ、新築マンションのプラン監修や賃貸マンションのリノベーションなども手掛ける。住宅リフォームコンサルタントとして快適な住まいづくりのノウハウを発信中。
プラウドオーナーでもある。
Vol.2
老後の住まいの新しい選択肢「シニアレジデンス」を本気で体験してきた ~共用エリア編~
50代を過ぎると、気になるのが老後の住まいのこと。安心なのはもちろん、毎日を楽しく晴れやかに、そして好きなことに囲まれて自由に暮らしたい、そんな願いを叶えてくれる住まいがあると聞いて早速取材へ行ってきました。その名は「オウカス幕張ベイパーク」、住まいの専門家が自分ごととして本気で体験!取材レポートを2回にわたってお届けします。
取材日:2020年7月
本取材は2020年7月に行ないました。
取材当日はスタッフ一同検温をした上、マスクの着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンスを徹底して実施いたしました。
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幕張ベイパークは便利なのはもちろん、人生を彩る楽しみがいっぱいある街でした。
老後はどんな街で暮らすのがいいのか?そんなことを真剣に考えています。まず病院が近いこと、それから毎日の買い物が便利なこと、でもこれだけじゃちょっと寂しい。毎日をもっと楽しく、活き活きと暮らすためのプラスアルファがあるともっといいなと思います。
例えば釣りが好きな人なら海の近くがいいとか、ファッションが好きな人ならショッピングが楽しめる街のそばがいいとか。
他にも、おしゃれなカフェでお茶をしながら読書をしたり、たまには友人と美味しいランチを食べたり。ぜいたくを言えば、景色がキレイなところで毎日散歩ができたり、健康のためにヨガのレッスンを気軽に受けることができたりする環境だともっといい!なんて夢は広がります。
今回、取材におじゃましたのは「オウカス幕張ベイパーク」、賃貸型のシニアレジデンスです。コンセプトは「今よりもっと健康になって、この先の人生を謳歌するための住まい」なんだそう。今よりもっと健康って?そんな疑問を抱きながら、まずは周辺をチェック。
オウカス幕張ベイパークは、美しく広大な公園を中心に、大きなショッピングモールや住宅、学校、クリニックモール(※1)、スポーツバー・レストラン(※2)、などが集約された巨大な街、「幕張ベイパークの」一角にあります。
最寄り駅はJR京葉線の海浜幕張駅。言うならば、都会と郊外のいいとこどりの街。近くにアウトレットパークやリゾートホテルがあり、おしゃれなカフェやレストランもたくさんあるなど、周囲の環境は抜群です。
それとありがたいのが、平坦な街並みで、緑あふれる歩きやすい道が続いているところ。駅からは、公園を抜けてのんびり歩いて徒歩約15分と言ったところでしょうか。
年を重ねたら、こんな風に安らぎを感じつつも、ちょうど良い賑やかさの街で暮らすのが、毎日に刺激があっていいのかも。暮らしに必要な要素はちゃんと揃っていつつ、楽しいことがたくさんありそうな街でした。
(※1. ※2. 2021年4月開業予定) -
上質なインテリアでまとめられた広いエントランスホール。シニアレジデンスという呼称がぴったり。
「オウカス幕張ベイパーク」は8階建ての賃貸型シニアレジデンスです。住まいの類型で言うとサービス付き高齢者向け住宅、いわゆるサ高住です。
サ高住とは、主に高齢者が安心して暮らせる施設とサービスを有したバリアフリー賃貸住宅を言います。でも一般的にサ高住と言うと、何となく暮らしの楽しみや喜びに欠けるイメージがありました。
ところがオウカス幕張ベイパークのエントランスホールに一歩入ってびっくり。
広々とした空間に吹き抜けから明るい光がさしこみ、上質なインテリアでまとめられていて、まるでホテルのよう!まさにシニアレジデンスという呼称がぴったりで、これまで私が見てきたサ高住とは、ちょっとイメージが違うものだったのです。 -
入ると健康になる、暮らしのステージを上げるために入居するという発想!館内のあちこちにくつろぎの場が。
今回一番気になったのが、どんな人たちが入居するのかということ。自分の老後を考えた時、元気で頑張れるうちは今の住まいで暮らし続けて、どうしようもなくなったらどこかに入らないといけないというように考えていました。
その辺りをオウカス幕張ベイパークの支配人である春日香南子さんにお話を伺ってみたところ、オウカス幕張ベイパークは、仕方なく入る場所ではなく、入ることで健康になってもらって、もっと人生を楽しんでもらう場所であるという答えが返ってきました。
オウカス幕張ベイパークは、サ高住としての機能である見守り、緊急時対応、生活相談に加えて、健康な食事や適度な運動、趣味を楽しむ機会などをサポートするサービスを付加した住まいで、今よりも健康に活き活きと暮らすことを目標としているのだそう。
つまり老後をもっと幸せに暮らすための住まいであると言うのです。目指すはPPK(ピンピンコロリ)、目標は健康寿命延伸。実際に、入居されて健康が改善された人もいらっしゃるそうです。
だから仕方なくではなく、困ってしまってからではなく、その前に入ってもっと人生を謳歌して欲しいとのこと。
これは本当に目からウロコの発想でした。まさに老後をどう生きるかという問題につながる話なんじゃないかと思います。 -
まるで美術館。友達を呼んで自慢したくなりそう。
オウカス幕張ベイパークの開発コンセプトのひとつに、友だちを呼びたくなるような住まいであることがあるそうです。
確かに、たまには我が家でおしゃべりを楽しみたいけれど、ここにはあまり呼びたくないと思ってしまうようなことになってはちょっと残念です。
エントランスをはじめ、館内はどこも明るく広々としていて、隅々まで美しく整えられた館内は、ホテルのようでもあり、美術館のようでもあり。お友達を招いて自慢したくなる住まいになりそうです。
住まいを褒められると、自分が褒められた以上に誇らしい気持ちになります。胸を張って友人たちを呼べる住まいであるというのは、とてもうれしいことだなと思います。 -
館内にあるフィットネススタジオで、健康維持と増進を全力でサポートしてくれます。
健康であり続けるためには適度な運動が大事です。でも適度ってどれくらい?それに自分ひとりで頑張り続けるのはなかなか難しいものです。私も健康維持のためにジムやヨガに行きたいと思ってはいるのですが、雨の日は通うのが大変そうなど色々な理由を付けて行けないままになっています。
オウカス幕張ベイパークは「今日より健康な、あしたを。」のキャッチフレーズの通り、フィットネスクラブ「メガロス」の運動指導員が常駐し、体力測定やカウンセリングで独自の運動プログラムを提供、入居者が自然に参加できるプログラムが多数用意されています。
ヨガや太極拳のプログラムもあり、プロのインストラクターがついてくれるので安心です。それと、これらの運動プログラムの料金は、定額料金の中に含まれているので、好きなものに自由に参加できるというのが嬉しい!館内にあるから雨の日も安心だし、これなら私でも続けられそうです。
運動だけでなく、趣味に関するプログラムもあり、フラワーアレンジメントやウクレレ教室をやっているところもあるそうです。中には入居者から申し出があり、麻雀をやりたいというところからスタートし、入居者が先生になってオウカス内で教室開催が実現したケースもあるそうです。
運動に趣味に、そして生きがいに。なるほどまさに入ると元気になるところなんですね。 -
毎日ラクして美味しいものを食べたい。本日の昼食です。
高齢者用施設に入るキッカケでよく聞くのが、ご飯を作るのがメンドウだからというもの。確かに家にいると、つい買ってきたものばかり食べてしまい、健康にも経済的にもよくありません。
健康的で美味しい料理を誰かが作ってくれたらすごくラクなんですが、でもそれも毎日となるとちょっと束縛されているような気がしてしまうかも。たまには自分で作りたい時もあるでしょうし、外食を楽しみたい日もあります。
そう、毎日をラクに美味しく、でも自由に暮らしたいのです。
こちらではそんなわがままな願いを叶えてくれる食事のサービスがありました。栄養バランスがとれた美味しい料理を毎日3食提供してくれ、メニューを見て食べたい分だけ予約すればOK。支払いはもちろん食べた分だけです。
キャンセルしたい時は前日の朝までに申し出ればいいとのこと。気分が変わったら自分で作ったり、外食したりと自由にいられます。
実は、この自由にいられるというのが、私が一番こだわったところです。いつも同じ場所で必ずご飯を食べる暮らしは私にはちょっと窮屈に感じてしまいそうですが、これなら健康を維持しつつのびのびと暮らせそうです。門限が無いというのも嬉しいですね。
というわけで、この日のランチを体験させて頂きました。メニューは豚の生姜焼きをメインとしたバランスの取れたもの、ちゃんと現場で調理をしているから温かくできたてで美味しい!スタッフも同じものを食べている人が多いのだそう。イベント食の時にはフレンチのコースや鰻など、季節の楽しみを味わえます。
必要なところはシッカリサポートしてくれつつ、自由にのびのびと暮らせるという、まさに理想の毎日が過ごせそうです。 -
居心地のいいダイニング。絶妙にほどほどのコミュニケーションが取れるのがいい感じ。
館内を歩いていて感じたのが、とにかく広くて明るいということ。こちらは食事を頂くオウカスダイニングですが、天井までの大きなガラス窓から光が差し込んできて、シックで上質なインテリアでまとめられていて居心地のいい空間になっています。
実は高齢者向けの住居というと、病院を彷彿とさせるような清潔だけれど味気ないイメージがあったんですが、想像とは全く違う光景に驚かされました。考えてみれば、年を重ねることで見る目も養われていますから、質の良し悪しはとても重要ですよね。
ちなみにこのダイニングでは珈琲が100円、そのほかのお茶などは無料で楽しむことができます。こういうちょっとした心遣いが、住む人のことをちゃんと考えてくれているなと思います。
こちらの空間では定期的に茶話会などが開かれているなど、ちょうどいい距離感を保ちつつ、コミュニケーションが持てるのが魅力です。
光あふれる明るい館内を見ていたら、これまで感じていた自分の老後への漠然とした不安も、だんだんと明るい気持ちに変わっていきました。 -
思わず歓声を上げてしまった大浴場。こんなお風呂に毎日入りたい。
毎日を楽しく暮らすための共用設備は、他にもいろいろあります。カラオケや音楽演奏、映画鑑賞ができる部屋や、ご家族が泊まれるゲストルームなどが完備されています。
そして圧巻は何といってもこの大浴場!部屋にも浴室やシャワーはありますが、大きなお風呂はやっぱり気持ちいい!こちらは女性用で、たっぷりのお湯にガラス越しの緑がまるで温泉のようです。こんなお風呂に毎日のように入れるなんて、とても贅沢ですね。
それとこちらのお風呂に入れば、部屋のお風呂の掃除をしなくていいというのも嬉しいかも。中腰になっての浴槽のこすり洗いや、排水口の掃除などが、だんだん大変になってきますから、そういう手間から解放されるのはありがたいですね。 -
プロの美容師さんや理容師さんが来てくれて、こちらで整えてくれます。
オウカス幕張ベイパークの中には、有料の美容室もあります。
よく言われるのが、年を重ねる程、身ぎれいにしておきたいというもの。私も若い頃は白いTシャツ一枚で、軽く梳いただけの髪でいることも多かったんですが、年を重ねるにつれ、美容院に行って髪を染め、洋服にも以前より気を使うようになりました。
館内にこういう施設があると便利ですね。月に1度は美容室へ行きたいという方もいらっしゃいますから、ここなら通いやすく、いつも身だしなみを美しく整えることができます。
たまに着物を着たい時も、こちらで着付けて貰えばラクかしらなんて想像していました。
- ※掲載の完成予想概念イラストは現地周辺の航空写真(2017年7月撮影)に計画段階の図面を基に描き起こしたイラストを合成したもので、形状・色等は実際とは異なります。なお、外観形状の細部・設備機器等につきましては表現しておりません。植栽は竣工から初期の育成期間を経た状態のものを想定して描いており、竣工時は植物の育成を見込んで必要な間隔をとって植えております。建物の位置・形状・高さなどが、変更になる場合、または建物の建築が中止となる場合があります。